導入事例

株式会社学研教育出版さま

業種 情報・通信業 (教育関連書籍の出版 デジタル教材の提供)
ご利用中のサービス GMOクラウド専用サーバー

株式会社学研教育出版さまが運営している「学研キッズネット」は、小・中学生を対象とした学習用コンテンツを提供する教育向けWebサイトです。

1996年から続く老舗サイトですが、その運用を支えるシステム基盤にGMOクラウドの専用サーバーが採用されています。

今回は、その導入にいたる経緯や導入後の効果などについて、同社デジタルコンテンツ開発・販売室 編集長の船城英明さまよりお話を伺いました。


はじめに、御社の主な事業内容と『学研キッズネット』について説明していただけますか。

学研教育出版は、学研グループの中で特に教育系の出版事業・ソリューション事業を担当している会社です。幼児から高校生及びそれを取り巻く親や教師を主なターゲットとして、絵本・児童書や学習参考書、辞書・事典・図鑑などの出版を主としておこなっています。『学研キッズネット』は、オープン当時弊社で刊行していた『科学と学習』のWeb版という位置づけでスタートしましたが、現在はその枠を離れて、様々な形での情報発信をおこなっています。

代表的なコンテンツとしては、子ども向けの科学情報や、工場見学情報、自由研究、職業紹介、それからWeb版の学習百科事典などがあります。社内で教育コンテンツを豊富に持っているので、それを元にして自前のコンテンツを作って提供するというスタイルがキッズネットの特徴です。書籍作りで培ってきた読みやすい内容づくりや記述方法などのルールやノウハウがWebサイトでもいかされています。

また、単に教科学習のサポートというだけでなく、教育や学習の意味をより広くとらえて、周辺の様々な知識が学べるようなコンテンツ作りも心掛けています。子どもたちが受け取った情報を活用して、次のアクションにつなげていくことが大事だという考えから、そのために必要な素材を提供できるように意識しています。


学研キッズネットの基盤としてGMOクラウドの専用サーバーが採用された経緯を教えてください

GMOクラウドの専用サーバーを導入する以前は他社のデータセンターでサーバーを借りていたのですが、利用料金が高かったことや、回線が細いためアクセスが増加する期間は対応が追いつかないなどといった問題を抱えていました。

そこで代替サービスへの移行を検討したときに候補に挙がったのがGMOクラウドでした。他にもいくつかのサービスを比較検討したのですが、特にコストが安いことと、導入が容易ということが決め手となって、GMOクラウドを採用することに決めました。その他に、学研グループ内での採用実績が豊富だったことも理由のひとつです。

移行の際に何かトラブルなどはありましたか?また、実際に運用してみての感触はいかがでしたか。

特に大きな問題は発生しませんでした。強いて挙げるとすれば、1996年からのたくさんのコンテンツが蓄積されているのでデータ容量が大きく、転送に何日もかかってしまったということくらいでしょうか。ソフトウェア環境は既存システムとほぼ同じ構成で構築できたので、移行で大きく環境が変わるということもありませんでした。

導入後の感触ですが、まずコストは大幅に下げることができました。それから、何をするにしても対応が早いので、それが一番助かっているかもしれません。こちらのペースに合わせて臨機応変に対応していただけるので、運用面の負担はかなり軽減できました。最初の導入時も、移行まで猶予期間があまり無かったのですが、GMOクラウドは手続きが簡単で、申し込みからサービス利用開始までの期間も短かったので非常に助かりました。

導入からすでに5年以上が経っていますが、今までこれといったトラブルは発生していないですね。編集部としては、せっかく作ったコンテンツが技術的な理由で届けられないということは避けたいので、安定した運用基盤を必要としていました。その部分を安心して任せられるというのは非常にありがたいです。

教育向けのサイトならではの運用上の注意点などもあるのでしょうか

特徴的なのはアクセスの動向ですね。例えば昼間や夕食後の時間帯のアクセスが多く、深夜は極端に少ないといった感じ――子どもたちの生活サイクルがよく表われていると思います。問題は、自由研究用のコンテンツなどもあるので、夏休み期間に入るとアクセスが急増するということです。

GMOクラウドへの移行前は、そのような負荷の変動に対応しきれていなかったんです。移行によって状況は大きく改善されましたが、それでも必要に応じて余っているサーバーを使って負荷分散を行うなどの臨時対策を行なっていました。昨年からはCDN(Contents Delivery Network)を導入し、今年はそれに加えて夏休み期間限定で回線の増強も実施したので、臨時対策は必要なくなりました。それでもピーク期間は日々チューニングを行っています。

最後に、今後の展望などを聞かせてください。

せっかくネットワークやハードウェアの性能が上がっているので、動画などを活用したよりリッチなコンテンツも作っていきたいという思いはあります。

さらに、子どもたちはすぐに新しい環境に適応するので、スマートフォンやタブレットPCもどんどん使うようになっていくと思います。そのような子どもたちを取り巻く環境の変化にも対応していく必要があると考えています。


お客さまプロフィール

お客さま会社名 株式会社学研教育出版
本社 〒141-8413
東京都品川区西五反田二丁目11番8号
事業内容 絵本・児童書/学習参考書/辞典・事典・図鑑/一般書・教養書/ティーンズ誌・キャラクター誌等の出版 デジタルメディア制作販売 科学事業 教育ソリューション事業
Webサイト http://gakken-ep.co.jp/

主な商材紹介


学研キッズネット
http://kids.gakken.co.jp/

株式会社学研教育出版さまが運営している「学研キッズネット」は、小・中学生を対象とした学習用コンテンツを提供する教育向けWebサイトです。
代表的なコンテンツとしては、子ども向けの科学情報や、工場見学情報、自由研究、職業紹介、Web版の学習百科事典などがあります。